藍柿右衛門皿の買取 古美術天平堂

藍柿右衛門山水龍獅子文輪花皿

時代 江戸中期
17世紀
状態・詳細 完品
口径 18.6cm
高さ 3.1cm
底径 11.9cm
商品番号 a3199
価格 ¥150,000
在庫:
数量:

商品に関するご質問がございましたら、
お気軽にお電話、メール、FAXでお問い合わせ下さいませ。
外商(出張販売)もさせて頂きます。

〒812-0027 福岡市博多区下川端町10-12
古美術 天平堂

TEL・FAX 092-710-6657

Mobile 090-8919-8963

完成度の高い洗練された作行を示す盛期伊万里の優品です。
器形の精緻さや上質の呉須を使用した細密な鋭い筆致には驚嘆すべきものがあり、
見込み周囲は藍らしい龍や獅子文で装飾されています。
上手の作品に確認される在銘「金銘」も嬉しく、
この時期における一つの頂点を極めた器といっても過言ではありません。

王侯貴族を魅了した 「柿右衛門様式」

柿右衛門様式とは延宝年間(1673〜81)頃を中心に焼成された伊万里焼の様式です。
現在における「柿右衛門」の定義とは柿右衛門家のみで造られた独占的な作品ではなく、
V.O.C(オランダ東インド会社)からの大量注文を受けて、
肥前有田の窯々で輸出用に完成された作品群として「様式」の語句が付加されています。
絵師の手による余白を活かした繊細な絵付け・精緻を極めた作行を特徴とし、
優雅で気品高い柿右衛門様式は欧州の王侯貴族を魅了した高級花形商品として、
V.O.Cによって大量に積み出しされた磁器の中でも特に根強い人気を博しました。
更に「濁手」と呼ばれる純白色の温かみある柔和な素地は色絵の鮮麗さをより際立たせ、
以後のマイセンやシャンティーイにおける欧州磁器の焼成に大きな影響を与えました。
尚、柿右衛門様式には「渦福」と呼ばれる銘款が入った作品が多く見られます。
デザイン化した「福」が渦を巻いたように見える事から呼び慣わされている名称です。
「金」、「古人」等の銘款は上手の精作に多く見られます。
江戸時代に輸出された古伊万里は柿右衛門様式の数量を遥かに凌いでおりますが、
人々の目を引いて関心を集めているのはやはり柿右衛門様式の作品です。

素焼き技法の導入と技術発展

延宝年間(1673〜81)頃から生掛け焼成の制作ロスを防いで効率を図るべく、
「素焼き」技法が採り入れられるようになると、
素地強度や精巧さが付加されて品質を一定に保つ事が可能になりました。
この頃から匣鉢(ボシ)の使用が始まり、
窯内で灰や鉄分等の不純物の付着を防いで均一な温度で焼成する事が可能になりました。
匣鉢内に器物を置く際は目砂を撒くようになり畳付に粗い砂が付着する事も減少しました。
又、陶石の精製技術も格段に進歩して汚れとなる不純物をより除去できるようになります。
従って、白磁にとって最も必要不可欠な白い胎土が汚される事も少なくなりました。

厄除けのシンボル 「獅子」

獅子は熱帯動物のライオンです。
古くは猪や鹿と区別する為に「唐獅子」ともいわれました。
日本に居なかった為、
中国から伝わってきた絵画や文様を見て知った動物です。
その為に文様として描かれた獅子は実際のライオンとはかなり異なっています。
獅子には魔除けの力があるとされており、
牡丹と組み合わせた「唐獅子牡丹」、玉と戯れる「玉取獅子」が有名です。
「牡丹に獅子」とは取り合わせの良い例えを指します。

尊崇される皇帝の象徴「龍」

龍は水中に棲んで空を飛翔し、雲を起こして雨を呼ぶという想像上の生物です。
古来中国では麒麟、鳳凰、霊亀と共に「四霊(四瑞)」の一つとして尊崇されました。
中国で龍は皇帝、鳳凰は皇后の象徴として知られ、
朝鮮や日本においても重要な装飾文様として定着しました。

肥前年表(柿右衛門様式)

RETURN TO TOP